02/18「大学をどうするか! 共に考える全学大討論会」@大阪大学

■大学をどうするか! 共に考える全学大討論会

2010年2月18日(木) 17:45~20:00
大阪大学豊中キャンパス 大学教育実践センター教育研究棟Ⅰ
スチューデント・コモンズ1F 開放型セミナー室


国立大学は、2010年4月で、法人化されてから6年を迎えます。6年経つなかで、私たちを取り囲む環境は大きく、さまざまに、変化しました。あたらしい研究センターの創立や、文部科学省による各種の研究教育プログラムの実施(GCOE、GP等)、産学連携・社学連携の試みなど、さまざまな新しい取り組みが進められています。その一方で、国による大学への運営費補助金は年々減らされています。そして大学を運営するための経費は、外部の競争的資金、寄附、学費に頼らざるをえない状況になっています。

そのようななかで起こった変化の一つとして、非常勤職員の増加があげられます。現在、大阪大学で働く非常勤職員の数は3209人であり、職員全体の71%を占めます(2009阪大プロフィールより)。そして、そのような非常勤職員の多くは期限付きの雇用(有期雇用)であり、「最長6年」という期限付きで、雇われています。教員、研究員についても同様で、任期付き(解雇付き?)の雇用が増加しつつあります。「特任」研究員、「特任」助教、「特任」准教授・・・さらには「特命○○」や「特例○○」という肩書まで。2年や3年の任期では、じっくりと研究に取り組むには短すぎるし、学生とのかかわりも十分にはもつことができません。

大学という「人を育てる」場で、人とのつながりや信頼関係が必要とされる場で、働く人や教える人がころころ変わってしまう、そのようなことが起きているのです。大学ではたらく職員、研究員、教員が短期間のうちに入れ替わるなかでは、職場でお互いの信頼をもとに協働するということも難しいかもしれません。このような「雇用の不安定化」は、ともに働く人びとをバラバラにしています。

このようなことについて、どう思われるでしょうか?
ある人は「それはおかしい!」といい、べつの人は、「おかしくない」といいます。私に関係ないでしょうか、あるでしょうか。もちろん、簡単に答えはでないし、意見が一致するとも限りません。しかし、私たちは、私たちが働き、学ぶ場所について知り、考えたいと思います。そこで今、大学という場について、教員・職員・学生、常勤・非常勤、部内者・部外者といった枠をこえて自由に議論し、共に考える全学大討論会を企画しました。

大学について考えたい! 大学をもっと楽しい場所にしたい! 大学のことをもっと知りたい! 私たちの現状についてもっと知ってもらいたい!
どのようなことができるのか、考えたい! 何が問題なのか、わからない!

どなたでも、気軽にご参加ください。

連絡先:daigaku.dosuru★gmail.com(★を@に)

【追記】
公式ブログができました!
 →
http://daigakudosuru0218.blogspot.com/

チラシがここからダウンロードできます!
 →
http://n-namie.com/daigaku_dosuru.pdf

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