「有期雇用は、労働者をまるで賞味期限がある食べ物のように扱う」

■「子の寝顔に奮起誓う日々」
 (2010年5月2日『読売新聞』大阪版)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/osaka/news/20100502-OYT8T00053.htm
◇メーデー 労働者ら訴え切実
(【写真】連合大阪のメーデー集会に集まった参加者(大阪城公園で))
 メーデーの1日、大阪市内で開かれた各団体の集会には働く人だけでなく、職を失った人たちも参加。苦境に立たされた暮らしぶりや行く末への不安の声も聞かれた。
 大阪城公園(中央区)での連合大阪の大会に参加した労働金庫勤務の男性(24)は「派遣切りの影響で生活資金の融資を求める相談が増えた。正社員を望む人に、もっと門戸が開かれるべきだ」と擁護した。
 「生命保険は解約したが住宅ローンの支払いで頭が痛い」。大阪労連が扇町公園(北区)で開いた大会では、2月に1年契約のバス運転手を一方的に解雇されたという茨木市内の男性(45)が「貯金も減り、妻から車を売るよう迫られた。夜中には必ず1度は目が覚め、子供の寝顔を見ては『頑張らないと』と気を奮い立たせている」。
 中之島公園(同)では、大阪全労協や地域ユニオンの外国人労働者ら約1000人(主催者発表)で「競争より共生の社会を!」とアピール。1年契約の大学職員を3月末で雇い止めにされ、体調を崩したという神戸市内の女性(36)は「有期雇用は、労働者をまるで賞味期限がある食べ物のように扱う」と憤った。▲

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