■写真速報 : にぎやかに女性メーデー
(『レイバーネット日本』Last modified on 2010-05-17 12:18:24)
http://www.labornetjp.org/news/2010/0516josei
5月16日(日)午後3時、東京渋谷の街に女性たちのにぎやかな声が響き渡った。女性が安心して生きられる社会、安心して働ける社会をめざし、「女性メーデー」が「女が歩く・女が動くメーデー」としておこなわれた。形式ばった「あいさつ」などはなく、替え歌で「♪派遣法をぶっ潰せ!」「♪TRAIN TRAIN 走ってゆけ 」「♪武器より歌を!」などと歌ったり、「女の声を聞け!」「女の労働を安く使うな!」など41項目のシュプレヒコールで楽しく行進した。沿道の関心も高く「『男は男社会と向き合え』って言ってるよ」などの話し声が聞こえた。「パートに有給を取らせろ!」「セクハラをやめろー!」「おばさんと呼ぶな!名前でよべー!」 「やさしさを強要するなー!」などなど実に痛快なデモだった。(尾澤邦子)▲
■非正規雇用:「派遣法改正を」若者と女性が集会
(2010年5月16日19時48分(最終更新5月16日20時54分)『毎日新聞』>話題)
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20100517k0000m040042000c.html
(【写真】非正規雇用の問題や新氷河期の就職問題を訴えるためデモ行進する若年労働者や学生ら=東京都新宿区で2010年5月16日午後3時59分、塩入正夫撮影)
失業率の改善が進まない中、2人に1人が非正規雇用で働くとされる若者と女性の集会が16日、東京都内でそれぞれ開かれた。労働者派遣法改正の審議が進まず、今国会での改正が厳しい情勢だが、両集会では「きちんと審議を」「抜本改正を」と善処を求める声が相次いだ。【東海林智、市川明代】
新宿区の明治公園であった「全国青年大集会2010」(全労連青年部などで作る実行委員会主催)には、5200人(主催者発表)の若者が参加。自動車メーカーや電機会社で派遣労働者として働き雇い止めに遭った人や就職活動に苦労する大学生、高校生が体験を語った。定時制高校2年の小松耀さん(16)は「50回も面接に落ち、学費も払えず退学寸前になった。安定した仕事がほしい」と訴えた。
来賓としてあいさつした反貧困ネットワーク代表の宇都宮健児弁護士は「貧困は社会問題と同時に人権問題。労組、市民団体など多様な団体が手を結び解決しよう」と呼び掛けた。参加した求職中の元派遣労働者(35)は「派遣法改正の成立が難しいと聞き、腹が立つ。問題のある派遣制度を放置するのか」と怒りをあらわにした。
◇「パートのおばさんと呼ぶな」
一方、渋谷区では「女性と貧困ネットワーク」が「女性のメーデー」を初めて開催。渋谷駅近くから恵比寿駅前まで約3キロをデモ行進した。
(【写真】シュプレヒコールを上げる女性たち=東京都渋谷区で2010年5月16日、市川明代撮影)
約50人が参加。「パートのおばさんと呼ぶな」「ケアワーカーはボランティアじゃない」「女を安く使うな」と、男性社会に「分断」されてきた女性の思いをシュプレヒコールに託した。長時間労働で体を壊し、その後別の会社で派遣切りされたという女性(36)は「女は派遣で当然という扱いだった。人間らしい働き方を求めたい」と話した。▲
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