「正社員との均衡待遇促進につとめたい」(群馬県)

■非正規労働者、過半数が待遇不満 事業者側は長期活用望む 群馬
 (2010年5月4日02:21 MSN産経ニュース)
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/gunma/100504/gnm1005040222000-n1.htm
 群馬県は、不安定な労働環境下にある非正規労働者の実態を調べた「雇用状況調査」結果を発表した。それによると、事業者側の半数が非正規労働者の長期的な活用を望む一方、正社員との待遇差に不満を感じる非正規労働者は半数以上にのぼった。県労働政策課は「非正規労働者の数は増えている状況。正社員との均衡待遇促進につとめたい」としている。
 調査は、昨年11~12月にかけて、無作為に抽出した県内の1000事業所と、そこで働く非正規労働者4000人を対象に実施。回収率は44・6%(446事業所)、16・3%(653人)だった。
 同課によると、非正規労働者を長期的に活用したい事業所は、「ぜひ活用したい」(22・9%)と「機会があれば活用したい」(27・1%)を合わせて5割で、「どちらとも言えない」が27・4%。雇用上の問題点としては、「仕事に対する責任感が弱い」(46・9%)が最も多かった。
 一方、正社員との格差感の有無について、「よくある」(23・4%)、「ときどきある」(31・5%)で合計54・9%。だが、正社員への就業や技術向上に取り組んでいる非正規労働者は少なく、「特に取り組んでいない」(69・2%)が7割近くに上った。
 また、処遇格差改善で必要と考えることについて、事業所側では「正社員への転換制度」(20・9%)が、労働者側では「昇進、昇給」(32・0%)が最も多かった。▲

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