「東奥学園高訴訟 高裁「教員雇い止め無効」」

■東奥学園高訴訟 高裁「教員雇い止め無効」一審判決取り消す
 (2010年03月20日土曜日『河北新報』)
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/03/20100320t23026.htm
 学校法人東奥学園が運営する東奥学園高(青森市)の公民科の男性教員(27)が雇い止めの無効を求めた訴訟の控訴審判決で、仙台高裁は19日、請求を棄却した一審青森地裁判決を取り消し、雇い止めの無効を言い渡した。
 小野貞夫裁判長は「雇用契約が3回更新されていて、男性教員が雇用継続を期待することに合理性がある」と判断。法人が「始末書での約束に反し、婚約者と同居を続けた」とした主張には、「約束に反したとまでは言えない」と述べた。
 一審判決は、継続雇用への期待を認めた上で、始末書に反して婚約者と同居を続けたと認定。「社会科の教員として、資質に重大な疑問を抱かせる行為だった」として、法人側の雇い止めに合理性があったと判断した。
 判決によると、男性教員は2004年4月に1年契約で同学園に採用され、08年3月29日までに契約を3回更新。同年1月、法人に申告していた住所とは別の婚約者(現在の妻)宅から通勤していたことが発覚し、戒告処分を受け、雇い止めを通告された。▲

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