関西学院大:障がい学生支援コーディネーターの雇い止め

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■関西学院大:障害者サポート担当職員の雇用延長を 学生ら「交代は勉強に不安」
 (2009年12月15日『毎日新聞』大阪夕刊)
 関西学院大(兵庫県西宮市)で障害をもつ学生を支援してきた職員2人が来年3月に雇用契約が切れるため、支援を受けてきた学生らが契約延長を求める意見書を大学に提出している。2人は難聴の学生の代わりに他の学生がノートをとる取り組み「ノートテイク」などに関し調整役を務めてきた。障害のある学生らは「支援してくれる職員がころころ代わるようでは、安心して勉強できない」と訴える。【小坂剛志】
 2人は06年4月、最長4年の期限付き契約職員として「コーディネーター」に採用され、ノートテイクや、発達障害を抱える学生らの履修相談にのるなど支援してきた。しかし、大学は来年3月で契約を更新しないことを決め、新たな職員の公募を始めた。
 意見書を提出したのは、障害をもつ学生2人と保護者、支援の学生ら計15人。発達障害(アスペルガー症候群)の学生は「私たちは人になじむのに時間がかかるし変化が苦手。支援してくれる職員がしょっちゅう代わると混乱する」と訴える。発達障害と難聴を抱える長女(19)=同大1年生=を持つ母親(54)は、「大学には長い視野で考えてほしい」と話す。
 大学側は「意見書は受け取ったが、(最長4年という当初の)雇用契約に沿って対応したい」と説明。しかし、聴覚障害学生支援に詳しい筑波技術大学の白沢麻弓准教授は「大学で障害学生の支援にあたる専門職員は非正規が多い。不況で正規職員として雇うのが難しい状況は理解できるが、このままでは、現場で培ってきたノウハウが継承されない」と指摘している。▲

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