高島市・東近江市で臨時職員雇い止め訴訟

■元臨時職員ら 「雇い止め」と提訴
 (2010年10月5日『中日新聞』[滋賀])
http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20101005/CK2010100502000108.html
 高島市の元臨時職員の男性(54)と東近江市の元嘱託職員の男女6人が4日、長年勤務したにもかかわらず、今年3月末で契約を更新されなかったの不当な雇い止めであり、更新の期待を侵害されたとして、高島市の男性が200万円、東近江市の6人が計1521万円の慰謝料を、各市に支払うように大津地裁に提訴した。
 高島市の男性の訴えによると、市から「継続して働ける」と言われ、半年ごとに計9回の契約更新をしてきたが、今年3月、臨時職員は本来1度しか契約更新できないことを理由に雇い止めを告げられた。3月末で同市に雇い止めされた臨時職員は168人いるとし、原告の男性は「市は違法な雇用契約のつけを臨時職員に押し付けた」と訴えている。
 東近江市の元嘱託職員の訴えでは、6人はこれまで3~20回の雇用の更新を繰り返してきたにもかかわらず、全員が今年3月に雇い止めされた。原告の1人の永田稔美さん(62)は「待遇に温かみがなく不誠実で憤りを感じる」と述べた。
 高島市の職員課長は「正しい任用期間に見直した結果であり、雇い止めではない。提訴の内容を確認した上で適正に対処したい」とコメント。東近江市職員課の担当者は「対象者には期間満了を先に通知している。内容を確認していないのでコメントできない」と話している。▲

■提訴:「雇い止めは不当」東近江市と高島市元嘱託職員ら、慰謝料求め--地裁 /滋賀
 (2010年10月5日『毎日新聞』滋賀版)
http://mainichi.jp/area/shiga/news/20101005ddlk25040451000c.html
 一方的な雇い止めで職を失ったとして、東近江市の元嘱託職員の男女6人と高島市の元臨時職員の男性1人が4日、慰謝料を求める訴えを大津地裁に起こした。6人は東近江市に計1520万円、男性は高島市に200万円の支払いを求めている。
 訴状などによると、6人は91~07年、東近江市のコミュニティーセンターなどで採用され、契約更新を重ねてきたが、今年3月末に雇用を打ち切られた。その後、職場には新たに職員が採用され、6人は「人員削減の必要はなく、解雇権の乱用」と訴えている。
 高島市の男性は、05年8月に同市の学校給食配送車の運転手に採用されたが、今年3月末で契約が更新されなかった。
 両市とも「訴状が届いておらず、コメントを差し控えたい」としている。【前本麻有】▲

■雇い止めは「不当」 東近江市などを提訴 滋賀
 (2010.10.6 02:43 MSN産経ニュース)
http://sankei.jp.msn.com/region/kinki/shiga/101006/shg1010060243000-n1.htm
 東近江市に雇用契約更新を打ち切られたのは不当として、元嘱託職員の男女ら6人が4日、東近江市に慰謝料計1521万円を求める訴訟を大津地裁に起こした。また高島市の元臨時任用職員の男性(54)もこの日、高島市の雇い止めを不当として慰謝料200万円を求めて高島市を提訴した。
 訴状によると、6人は東近江市の関連施設で、嘱託職員として3~19年勤務、雇用契約は1年ごとに更新されていたが、今年3月、市が任期満了などの理由で更新を打ち切ったとしている。また、高島市を提訴した男性は、半年ごとの契約を9回更新し、給食業務を担当していたが、今年3月末に解雇されたという。▲

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