■正社員の多様化を提言=非正規との格差是正で-厚労省研究会
(2010/06/24-19:12 時事ドットコム)
http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2010062401034
労働政策全般のあり方を論議する厚生労働省の雇用政策研究会(座長・樋口美雄慶大教授)は24日、正社員と非正規労働者との格差を是正するため、正社員の多様化を推進するよう求める報告書案をまとめた。近く正式決定し、厚労省はこれを基に中期的な雇用政策の基本方針を策定する。
報告書案は非正規労働者が3人に1人の割合にまで増加した結果、給与や教育訓練に関する格差が拡大したと指摘。対策として「正社員の多様な働き方を検討し、正規・非正規の二極化構造を解消することが望まれる」と強調している。
具体的には正規と非正規の中間の雇用形態として、職種や勤務地限定の正社員を例示。これらの普及により、短期契約の更新を繰り返す「細切れ雇用」を防止できるほか、「非正規労働者がステップアップする手段にもなり得る」との見方を示している。▲
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