■女性労働白書:非正規雇用者、初の減少
(2010年4月9日19時01分(最終更新4月9日22時20分)『毎日新聞』)
http://mainichi.jp/select/biz/news/20100410k0000m020024000c.html
厚生労働省は9日、09年版女性労働白書(働く女性の実情)を公表した。女性の労働力人口(就業者と完全失業者の合計)は過去最多の2771万人になったが、非正規雇用労働者は比較可能な03年以降で初めて減少した。増加を続けてきた非正規雇用でも雇用調整が厳しくなっている実態が浮き彫りになった。
白書によると、女性の雇用者数は2311万人(08年比1万人減)で7年ぶりの減少となった。だが、男性が過去最大幅の減少となったため、雇用者総数に占める女性の割合は42.3%(同0.4ポイント増)と過去最大の割合になった。正社員は1046万人(同6万人増)、非正規は1196万人(同6万人減)。正社員が増えた要因は、介護など医療、福祉分野で正社員雇用が増加したことが大きいと見られる。
男女間の賃金格差は、男性を100として女性は69.8(同2ポイント増)、正社員に限ると72.6(同)と依然格差は大きいが縮小傾向にある。
厚労省雇用均等政策課は「正社員の増加は介護などの分野に限定される。非正規が50%を超える女性の働き方に転換があったとまでは言えない」と分析する。▲
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