「非正規社員雇い止め、2000人規模削減 郵便事業会社」

■非正規社員雇い止め、2000人規模削減 郵便事業会社
 (2011.2.12 20:11 MSN産経ニュース)
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110212/biz11021220110007-n1.htm
 日本郵政グループの郵便事業会社が、3月末で契約切れとなる非正規社員の契約更新をしない「雇い止め」によって、2千人規模の人員削減を行う見通しであることがわかった。同社には15万人強の非正規社員がいるが、収益が悪化しており、雇い止めで経費削減を目指す。労働時間の短縮などと組み合わせて、人員削減規模の抑制を図る。
 郵便事業会社は昨年12月、政治主導によって非正規社員のうち約6500人を正社員化したばかり。雇い止めは短期雇用者を対象に毎年実施している雇用調整施策で、2月末までに削減人員を確定する。現在、勤務成績評価や面談などを進めており、対象者には勤務日数や労働時間の短縮などを打診している。受け入れられない場合には、3月末で契約を打ち切る方針だ。
 非正規社員は昨年4月には14万6千人だったが、旧ペリカン便事業の従業員を吸収して現在は15万3千人に増えており、その分の人件費が収益を圧迫している。雇用情勢が悪化していることから、同社は時短などの総労働時間の圧縮を中心に経費削減を図っており、人員削減は2000人程度となる見込みだ。
 郵便事業会社が1月28日に総務省に提出した収支改善策には、人員配置の見直しなどによる人件費削減方針を盛り込んでいた。▲

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