2011集会応援メッセージ②

みなさま、応援ありがとうございます。

◆*匿名*
【メッセージ】
大学で任期付教員をしています。
今まで制度上は再任に制限がありませんでしたが、ついに5年までという規定が正式に設けられました。
大学の教育っていったいなんなのでしょう。
みなさんの勇気ある行動に敬意を表します。

◆竹中恵美子(元龍谷大学経済学部特別任用教員/大阪市立大学名誉教授)
【メッセージ】
労働権は、まさに人権の柱です。近年大学での安易な雇い止めが蔓延し、高学歴ワーキング・プワーの問題が、大きな社会問題となっています。しかし正当な理由のない雇い止めは、許されるべきものではありません。
この度敢えて訴訟に踏み切られた嶋田ミカさんの決意を思う時、それは尋常なものではなかったと思います。その行動は、同じ経験を持った人たちの絶望を、勇気に変えることでしょう。
私はいま体調が悪く何も出来ませんが、ぜひ筋を通した生き方で、頑張って欲しいと思います。

水月昭道『高学歴ワーキングプア』著者)
【メッセージ】
一生懸命に働いていたのに、ある日「任用期間の終了に伴い、退職手続きをお願いします」と書類が届く。三年に一度くらいの頻度で「次」を探さねばならない。三回くらい繰り返すと、もう「高齢者」と認識され「その次」は見つからない。いつの頃からか我が国の大学で当たり前にみられるようになった雇用形態である。新しく募集があるポストでは「任期」がついていないものを探すほうが難しいほどだ。若者を「社会を支える人材」へと育て上げる役割を担う大学で、教える側・サポートする側の教員・職員が「使い捨て」にされ疲弊している。日本の社会に元気が回復しない理由もうなずけよう。

福岡地区合同労働組合
【メッセージ】
 私たちは福岡地区合同労働組合です。私たちも非正規雇用の代表的象徴である派遣切りの闘いを続け、昨年12月末に派遣先サニクリーンへ争議責任を認めさせ、謝罪を勝ち取る事ができました。現場と労働委員会と裁判という3本柱での闘いを続け、県労委では、派遣元サン・パートナーの救済命令を獲得しました。しかし1年契約の更新を続けていたと言う理由で、一年分の雇用しか認めない内容でした。さらには、派遣先のサニクリーンに至っては救済命令は認められませんでした。派遣法の限界の中で、派遣先の法的責任が認められにくい現状の中で、派遣先企業における現場就労闘争を貫徹し、争議行為禁止仮処分申請攻撃をはね返し、最高裁においても勝利したことの結果として、この勝利和解が勝ち取れたのだと思います。
 派遣労働者の派遣先における争議権の獲得、認知という点において、派遣労働者の地位と権利の向上の一歩に繋がった闘いであったと思います。今回の勝利解決を今後の有期雇用労働者、不安定雇用労働者の権利獲得闘争につなげて行きたいと思います。これからも皆さんと団結して共闘関係を築きながら共にすべての争議団勝利に向けて頑張って行きましょう!

◆しんちゃん
【メッセージ】
共に闘い、共に勝利の時まで声を上げ続けましょう!!世の中を動かす力を信じ、心より賛同致します。

◆永嶋靖久(弁護士/枚方法律事務所
【メッセージ】
昨年大阪高裁は、枚方市非常勤職員手当支給事件で、定数条例潜脱目的の「非常勤」を「非常勤」と呼ぶことに法的意味は全くない、「任用」も自治体と労働者の合意に基づく、という判断を示しました。当たり前のはずなのにそれがなかなか通らない。すべての大学で、労働者にとって当たり前のことを当たり前に。みなさんの運動の力でそれが実現されるよう、心から願っています。

生田武志(野宿者ネットワーク代表)
【メッセージ】
野宿の問題で活動を続けてきましたが、特にここ数年、雇用の問題が人の生活を破壊するようすを見せつけられてきました。
なんで有期雇用なのか。かりに有期だとしても、失業のリスクが高い分、無期雇用よりも時給が高くなければ整合性がないのではないか。安い賃金で使った上、簡単に人をお払い箱にするような大学は、教育や人権を語る資格はないのではないか。
当事者として声を上げているみなさんにエールを送ります。

◆浜島恭子
【メッセージ】
Let's give flowers for those who fight for themselves and the public good.

◆塩見卓也(弁護士)
【メッセージ】
大学非正規の問題は、日本の非正規労働、特に有期雇用問題の縮図だと思います。逆に、そのように問題点が分かりやすく集約されている場であるからこそ、大学非正規の問題を社会に訴えることが、まさに有期雇用、非正規労働の問題を打開するための突破口になると思います。皆さんの頑張りに期待します。
今後とも、ともに訴訟、運動の両面で頑張りましょう。

中村和雄(弁護士)
【メッセージ】
弁護士の中村和雄です。何の合理的理由もないのに期限が来たからおしまい、こんな不正義を許すことはできません。非正規労働者の権利を確立し、人間らしい働き方に変えていくために、一緒に頑張っていきましょう。

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