みなさま、応援ありがとうございます。
◆白崎朝子(安全な労働と所得保障を求める女性介護労働者の会)
【メッセージ】
京大のユニオンエクスタシーの二人がストライキを始めて、もうすぐ2年になる。たまたま立ち寄ったがウンのツキで、ハマってしまった極寒の京都でのストライキテントのコタツ。
毎日、鍋を作りながら寝泊まりした日々を私は忘れらない。
有期雇用問題は、この国のありとあらゆる場面で、人々を不安定な暮らしに追いやっている。このまま有期雇用を温存させていたら、いま既に壊滅的な社会保障制度は、底が抜けてしまうだろう。
それでも私は大椿さんや嶋田さんなど関西のみんながつながって、がんばって闘っている事に、絶望ではない、希望の萌芽を見出す。
みんなの存在じたいが希望なんだ。
なかなか関西に行けないけど、いつも、東京の地から関西のみんなの闘いを祈っています。
◆龍谷大学教職員組合執行委員会
【メッセージ】
本日、集会にご参加の皆さまに連帯のメッセージをお送りします。
わたしたち龍谷大学教職員組合は、組合員である嶋田ミカさんの「雇い止め」裁判を支援しております。また、龍谷大学に働く非常勤講師や非専任職員の労働条件の改善をめざして、取り組んでおります。本日は、大学における非正規労働者の問題について、活発な意見交換がされ、本集会が実りある成果をあげられますことを祈念いたしております。
◆
池田幸代(福島みずほ秘書/新宿野宿者女性の会「心を開く輪」メンバー)
【メッセージ】
私は大椿裕子さんの友人で、嶋田ミカさんとは野宿者の女性の支援活動を通じて知り合いました。
共に仕事の糊しろを超えて、目の前にいる/国を超えてサポートの必要な人を支援する活動に携わってきた人です。
多分これまで、「声をあげて助けを求めていいんだよ」、「自分一人で悩みを抱えて泣き寝入りしなくていいんだよ」と人に語りかけてきたはずです。
だからこそ、自分が受けた不当な扱いに対して異議申し立てができたのだと思います。そして、一人の異議申し立てはネットワークを作り、運動に繋がり、社会化されていくはずです。
大変なことには違いないのですが、人と繋がり、気合を入れて運動を作ることがカッコイイと捉えられる社会にしたいと私も思います。
この間、政治が経済界の言いなりになり、労働者を使い捨てにし、雇用をぶち壊してきました。目先の金儲けにしか関心のない人間が政治や経済や教育を語るな、ときっぱり申しあげたい気持ちです。
長期的に見れば、技術やノウハウを獲得し、職場の業務を把握し、人間関係の築けた労働者が職場にいることこそ大事です。
今日お集まりになった皆さんが抜けた職場は実は困っていると思います。
有期雇用で雇い止めされる人を減らすために力を尽くすことはもちろんなのですが、まずは正規・非正規を問わず生活が維持できる細やかで役に立つセーフティネットも必要だと感じています。
◆屋嘉比ふみ子(
ペイ・エクイティ・コンサルティング・オフィス[PECO])
【メッセージ】
有期雇用の雇止めは、1960年代後半から公務現場の臨時職員に対して強行されてきたことです。半世紀にわたり、「仕事は継続していくのに、労働者の首だけが挿げ替えられる」という実態が公務員の間で続いてきたのです。私たちは1980年代から、公務現場における臨時職員の女性労働者の雇止めに対して、関西で3つの大きな裁判闘争を闘いました。国鉄、兵庫県職、大阪大学での臨時職員の解雇撤回闘争です。国や県を相手取ったため、すべて敗訴でしたが、長期にわたる裁判闘争は全国的な闘いとなりました。国鉄闘争は28年経った今でも続いています。原告は膨大なエネルギーと労力を使い果たし、それでもがんばっています。
私たちが求めることは、すべての労働者が均等待遇を享受することです。希望すれば働き続けることができる、生きられるという当たり前の人権を確保することです。
全国の仲間たちと連帯し、いわれなき雇止めを撤回させましょう。
◆
福島みずほ(社会民主党党首)
【メッセージ】
「「なんで有期雇用なん!?」リターンズ@京都――大学非正規労働者の雇い止めと闘う緊急集会」にお集まりの皆さん、こんにちは。社民党党首福島みずほです。
皆さんが、日頃から労働条件の向上に向けてご努力されていることに心から敬意を表します。
今、通常国会では衆議院で予算を審議しています。社民党は、これまで通り法人税の引き下げ、沖縄米軍基地関連予算に反対だと声を上げて、頑張っているところです。
しかし、菅政権は昨年から、「一に雇用、二に雇用、そして三に雇用」と雇用の確保が重要であると訴えていますが、なかなか、労働環境の改善、雇用の確保につながるような動きは見えていません。
社民党の1丁目1番地は、労働者や生活者の安心安全な生活の再建です。労働者派遣法の改正は、残念ながら来年の国会に持ち越しになってしまいましたが、必ずや派遣法の改正を成立させ労働法制の規制緩和にストップをかけていきます。
そして今日の集会のテーマである有期雇用の現場では、細切れ契約や雇い止めの問題が起きています。賃金や労働条件での格差があり、また、いつ雇い止めになるかという不安定な雇用であることは明白です。
かつて、私の質問に当時の桝添厚生労働大臣は、ディーセントワークとは「直接雇用・常用雇用」のことであると答弁しました。この原則こそが、人間らしい生活を支える第一歩ではないでしょうか。
そもそも労働のあり方を「直接・無期雇用」が原則であるとすれば、「長期的・恒常的な業務」への有期労働契約は、根本的に規制していくべきで、いわゆる「入口規制」を行うべきです。さらに「雇い止め」については、解雇権乱用法理の準用を強化していくなど、「出口規制」を強めるべきと考えています。
これらをきちんと法制化していくべく、今後も国会の中で頑張って参りますのでご支援をよろしくお願いします。
今日の集会が実りあるものとなり、問題を共有する人たちとの運動が盛り上がることを祈念して、心からの連帯の挨拶とさせていただきます。
◆
脇田滋(龍谷大学法学部)
【メッセージ】
なんで有期雇用なん!
仕事が恒常的なのに契約期間を短く設定するのは、なんでなん?
不安定雇用だから賃金はむしろ高くて当たり前。なんで有期は低賃金なん?
大学は、まともに答えを返せない。
なんで有期雇用なん! この問いは鋭い。
韓国の闘いに学び、人間らしく働く権利を取り戻そう!
◆田中宏(
「嶋田ミカさんの雇用継続を求める会」代表/元龍谷大学特別任用教授)
【メッセージ】
高校無償化法の朝鮮学校外しが最終局面を迎えており、このままだと三年生は就学支給金を手にすることなく、卒業することになります。そんな状況なので、京都に足を運ぶことはできませんが、ご了解ください。
新自由主義のもと「有期雇用」が乱用され、それがどんな現実をもたらすかの一つが嶋田さんの事件です。大学という世界でも多発している有期雇用、相互に連携をとりながら、知識と勇気を共有しつつ、前進することを願います。
◆田中玲(中崎クィアハウス)
【メッセージ】
有期雇用の限界は日本中に広がっている問題です。私の友達もいろんな所から悲鳴が聞こえて来ます。大椿裕子さんら何人かの勇気ある友人達が今、声を上げていますが、その何万倍の人々が実は同じ状況にあります。これは限られた人達の問題ではありません。いつ誰の身に起こってもおかしくない問題なのです。
◆*匿名*(大学教員)
【メッセージ】
皆さんが,手をつなぎ声をあげることは,今の日本における雇用形態の問題を浮き彫りにします。誰もが力を発揮できる雇用形態を実現するまでの道程は遠いですが,着実に近づいていきます。元気で集会を成功させてください。(北国から熱い思い込めて)
◆
フリーターユニオン福岡
【メッセージ】
遅くなりましたが、表記の集会に賛同します。
フリーターユニオンにも、大学や大学院を出たけれどもまともな仕事はないという組合員もたくさんいます。
なんとかありついた非常勤や契約的な大学や塾などの講師で食いつないでいたりします。
また、今は河合楽器製作所で委任契約として働いていた組合員の不当な契約更新拒否を争って、ピアノ講師の労働者性を勝ち取る闘いをすすめています。
共に闘いましょう。