■龍谷大が研究助手再雇用で和解
(2011年12月26日18時09分 NHK京都府のニュース)
http://www.nhk.or.jp/kyoto/lnews/2014917441.html
龍谷大学の元研究助手の女性が、約束通り契約が更新されなかったとして雇い止めの撤回を求めた裁判で、女性が1年間の契約で職場に復帰することで大学との間で和解が成立しました。
京都市伏見区の龍谷大学経済学部で、平成19年4月から研究助手として働いていた嶋田ミカさん(48)は、去年3月3年の契約を終えたとして雇い止めとなったことを巡り、「1度は契約を更新すると伝えられていたのに約束が守られなかったのは不当だ」と大学を訴えていました。
この裁判は12月22日、大学側が来年4月から1年間の契約で研究助手として再び嶋田さんを雇用することで双方が和解したということです。
嶋田さんは記者会見し、「教員が使い捨てにされるようでおかしいと思い訴えを起こしたが、大きな成果を得られた」と述べました。弁護士によると、非正規の雇用で契約を更新されなかった人が、裁判上の和解によって職場に復帰できたケースはほとんど例がないということです。
龍谷大学は「裁判が長期化することは望ましくないと判断し、和解しました」というコメントを出しました。▲
■雇い止め訴訟:龍谷大と元教員助手が和解、職場復帰へ
(2011年12月26日21時09分 毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20111227k0000m040055000c.html
龍谷大を雇い止めになった元教員助手の嶋田ミカさん(48)=大阪市東住吉区=が地位確認などを求めた訴訟で、大学が1年間だけ嶋田さんを再雇用するとした和解が、京都地裁(大島眞一裁判官)で成立したことが分かった。嶋田さんらが26日に記者会見して明らかにし、代理人の畑地雅之弁護士は「雇い止めされた非正規雇用労働者が職場復帰を果たす和解が成立したのは画期的」と話している。
嶋田さんは07年4月から、同大学経済学部サービスラーニングセンターの特別任用教員助手として3年契約で勤務。「通例1回は更新される」と説明されていたのに更新されずに雇い止めとなり、10年7月に「解雇権の乱用」として提訴した。
嶋田さん側によると、同大学の研究機関で研究補助者として来年4月から1年契約で採用される▽更新はされない--などの内容で和解した。嶋田さんは「1年間に限定され不十分だが、声を上げたことで成果を得られた」と話した。
龍谷大は「裁判の長期化は望ましくないと判断した」とのコメントを出した。【成田有佳】▲
■元助手を1年間再雇用 龍谷大雇い止め訴訟和解 京都
(2011.12.27 02:22 MSN産経ニュース)
http://sankei.jp.msn.com/region/news/111227/kyt11122702220003-n1.htm
龍谷大(京都市伏見区)の元助手、嶋田ミカさん(48)=大阪市東住吉区=が1回目の更新時に雇い止めになったのは不当として、龍谷大に地位確認などを求めた訴訟が京都地裁(大島真一裁判官)で和解した。和解は22日付。
原告側代理人の弁護士によると、龍谷大が雇い止めの意思表示を撤回し、雇用契約を解約して嶋田さんを新たに1年間、龍谷大の研究センターで雇用することで合意した。原告側は「必ずしも満足できる内容ではないが、金銭的解決にとどまる事例が多い中で職場復帰できたことは画期的」としている。龍谷大は「今後は和解内容を誠実に遂行していきたい」とコメントした。
訴状などによると、嶋田さんは平成19年4月、龍谷大経済学部の特別任用教員助手(任用期間3年)に採用された。「通例では1回は更新される」と説明を受けていたのに、21年6月、契約期間終了を理由に契約更新されなかった。▲
■26日の〈関西テレビ〉の報道映像は→[こちら](Windows Media Playerが起動します)。
*ほかに『朝日新聞』・『京都新聞』でも報道あり。
0 件のコメント:
コメントを投稿